難治性包皮炎と糖尿病
包皮炎という病気は、陰部の包皮と亀頭のところに、細菌が繁殖し、炎症を起こす病気です。陰部のかゆみで発症し、進行すると腫れて痛くなります。
糖尿病の方が罹患すると、複数の菌が原因となりやすく、難治性となります。特に最近は、糖尿病の治療薬として、SGLT2阻害剤が使われるようになり、それが原因で、包皮炎にかかりやすくなってきています。
と言うのも、SGLT2阻害剤とは、過剰に摂取された糖を尿の中へ排出する薬です。これを飲んでいると包皮内にいる細菌へ尿から糖分が供給され、より繁殖を助長してしまいます。治すためには、糖分を控え、尿糖を減らし、しっかりと原因菌を殺す薬を内服するなり塗布するなりして治してください。
包皮炎が治りにくく、困っている方は、是非、ご相談にきてください。
お待ちしております。