泌尿器科

 

皮膚科


性感染症内科(性病科)

 

内科

大阪府堺市堺区住吉橋町1丁5-3
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コロナの症状はどうして人によって違うのか?

令和4年8月現在、毎日20万人前後の感染者を出している新型コロナ・オミクロン株。
当院にも、連日、発熱外来に患者様が来院されますが、おおむね重症化せず、経過し治癒されます。しかしながら、ワクチン未接種の方や高齢者で基礎疾患をお持ちの方は、咳、発熱が治まりません。翌日か翌々日にPCR検査陽性と診断後、多くの方は、ラゲブリオ(モルヌピラビル)処方することにより、改善されます。が、中には診断までに悪化し、入院となる方もおられます。やはり油断はできません。

また、軽症の方でも症状は違います。これは、新型コロナウイルスに感染すると、その人の弱いところの症状が強く出るものと考えられます。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が持病の方は、鼻水、鼻閉や嗅覚障害。喘息や慢性気管支炎の方は、ひどい咳や呼吸困難。胃腸系の弱い人は、食欲不振や下痢。三半規管の弱い人は、めまいやふらつき、嘔気。片頭痛持ちの方は、強い頭痛などです。
初期にこれらの症状に合わせて対症療法をすることによって、後遺症を減らすことができます。
当院を受診されて、コロナなのに、なぜ抗生物質や胃薬、咳止めが出るのだろうと疑問をお持ちの方がおられるかもしれませんが、症状軽快はもちろん、こういった後遺症を予防するためです。

これからは政府の方針が変わり、若い方は診療を受けず、自分で診断、登録可能になる可能性があります。安静にしておけば、よくなるかもしれませんが、症状がある方は、後遺症の事も考え、相談、受診してください。